あすりーとのための食育講座

アスリートのための食育レシピ

アスリートのための食育講座

■KEYNOTE

多くのトップアスリートも日々のトレーニングと同じくらい食事に気を遣っています。
「食事」と「栄養」は日々の健康のためにも、そしてスポーツする上でも非常に重要な役割があります。
きつい練習にも耐えられる身体作り、試合で最高のパフォーマンスができる身体作りを
食事でサポートしましょう!!


練習期 体の強化や技術力などのアップが目的
試合期 試合にベストコンディションでのぞむことが目的
オフ期 体を休めることが目的

それぞれの期は目的が違い、練習強度や量が違うため食事のとり方が変わります。
いうも同じ「バランスのよい食事」ではなく、その期、目的に合わせた食事が重要です。


練習期は一般的に強度が強く、量も多い時期。
そのため消費エネルギーの量が多く、体の強化に必要なタンパク質ビタミンミネラルなどの多くの栄養素も必要になる。
などのタンパク質、野菜からビタミンミネラルを多く取り入れたメニュー作り。 カルシウム、鉄分もしっかりバランスよくとる。


試合期は疲労回復をはかりながら糖質中心の食事方法(グリコーゲンローディング)をし、
体内にグリコーゲン(糖質)を蓄えて、スタミナをアップさせる。この時期は油っぽいものを控える。
試合中に体力が落ちて走れなくなったり、疲れてパフォーマンスが落ちないようにしっかりエネルギーをとる。

やじるし

グリコーゲンローディング
①主食を増やす(ごはん、パン、麺)を増やして糖質を多くとる。
②肉や魚などのタンパク質を減らす。
③脂質を控える(油を使った揚げ物や炒め物はさける)
④ビタミンB1をとる。(疲労回復。糖質をエネルギーにかえる。豚肉、鶏レバー、ベーコン、うなぎ、大豆、そら豆、さつまいもなど)

試合3日前くらいから糖質中心の食生活にするのが理想ですが、小学生や中学生などまだ成長期の子供には糖質ばかりだと必要な栄養素が足りないので試合前日からでよい。

試合前日の食事
・糖質中心で脂質は控える
・水分をしっかりとる
・気温や湿度が高い場合は塩分を多めにする
・生ものはさける(食中毒予防のため試合前日はさけます)

試合当日は試合開始の3時間前には食事をすませるのが理想。
試合後の夕食はタンパク質中心の食事にし、翌日から通常の食事に戻す。


オフ期は活動量が少ないので、エネルギーのとりすぎに注意し、低エネルギーで低脂肪の食材を選ぶ。

スポーツに活かしたい8つの栄養素
①タンパク質(体をつくる) 肉、魚、卵、大豆製品、乳製品など
②糖質(エネルギーになる) 米、パン、麺、いも類、果物など
③脂質(体をつくる、エネルギーになる) 油、肉や魚などの脂身など
④ビタミン(機能を調整する) 野菜、果物、きのこなど
⑤ミネラル(体をつくる、機能を調整する)

野菜、果物、海藻など

⑥食物繊維(機能を調整する) 野菜、果物、きのこ、海藻、こんにゃくなど
⑦水(機能を調整する)
⑧機能性成分(機能を調整する) ポリフェノール、乳酸菌など
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